HOME|ブログ|南アフリカワイン|ワイナリー訪問:ロングリッジ Longridge ②
- 2018.03.08
- 南アフリカワイン
ワイナリー訪問:ロングリッジ Longridge ②
さぁ~て、ロングリッジでのテイスティングのご報告です。
今回現地で試飲したワインは、日本未入荷のものばかりでした。
まずはシャルドネ。
右がスタンダードなシャルドネで、左は上級キュヴェになります。
スタンダードなシャルドネ2016年は、ティムアトキン93点を獲得。
フランスの複数のメーカーの樽を使用し、12か月樽熟成、新樽率は30%とのこと。
樽が主張せず、まとまりのある、バランスのよいシャルドネで、グアヴァやパイナップルなどトロピカルフルーツの風味があります。
クロ・デュ・シエルは、ビオディナミ農法で造られたブドウを使用し、エチケットにも月の表面の模様が描かれています。2013年から4年連続でティムアトキン95点を獲得しているスペシャルなシャルドネです。
1987年に植樹されたブドウを使用したこのワインは、南アで最も古いシングルヴィンヤードのシャルドネだそうです。
2/3は樽で、1/3はアンフォラで熟成させたそう。
こちらは酸味も感じられ、パイナップルのようなトロピカル系の風味と、何より凝縮した旨味がありました。
ロングリッジはシャルドネで有名とのことですので、今後日本にも輸入されるといいなぁと思います。
もう一つの白は、オー・スティーンというシュナンブランの上級キュヴェ。
なだらかな丘陵地に植えられた樹齢40年のブッシュヴァインのブドウを使用し、こちらはあえてドゥミ・セック(やや甘口)に作られています。こちらはティムアトキン94点を獲得。
ブドウは小粒に凝縮し、十分な酸があるそうです。だから、少し甘みを残してもアルコール14%としっかりしたボディで、酸味も感じられます。
カリン、洋ナシ、アンズなどの風味に樽香が感じられました。
その後も素晴らしいサンソー、カベルネ・ソーヴィニオン、メルローなどをテイスティングしながらディナーを頂いていると…
窓際のテーブルからとても美しい日没後の地平線が望めました。
赤ワインで特筆すべきは、エクリプティカ2014年。こちらもティムアトキン94点。
カベルネ・フランが45%程度と主体で、メルローとカベルネ・ソーヴィニオンがブレンドされています。
樹齢30年超のブドウを使用し、新樽率は80%。生産本数はたったの4,840本!
赤い花の香りがあふれ、活き活きとした妖艶なワインで、鉄分もしっかり感じられました。美味しかったです♪
最後は甘口ワインも頂きました。日本のお食事でワインを飲んでもなかなかデザートワインまで行きつきませんが、長い一日の終わりに頂く濃厚な甘口ワインには絶大な癒し効果がありましたよ。
※現在アフリカーで取り扱いのあるロングリッジのワインはこちら
関連記事
2023.08.01
2021.01.11
2020.01.21
2019.12.04