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- 2019.06.04
- 日々のあれこれ/その他
患者になってしまいました…機内アナウンス「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」
こんにちは!!
皆様、お元気ですか?
さて、タイトルがビックリするかと思いますが、色々ありましたので、そちらの話を記載致します。
改めて…ですが、5月24日(金)~6月2日(日)、南アフリカへ向けて渡航致しました。その際に、タイトルのように、お医者様にお世話になりました…。
そして、それはその行きの飛行機の中の話です。
今回の渡航は、非常に微妙な経路です。
成田⇒台北⇒香港⇒ヨハネスブルグ⇒ケープタウンと。香港へ行くまでに台北にワンストップ。
なんだか出発前にやり残したことが沢山あったため、今回の旅では、トランジットもずっとPCに向かっておりました。それが良くなかったのか…。
成田⇒台北は、3時間くらい。台北⇒香港は2時間くらい。途中でトランジットがそれぞれ2時間ずつ…。
そして、香港⇒ヨハネスブルグは13時間。
香港を出発してから6時間くらいした時。おおよそインドの南上空に位置していた時にそれは起こりました。
窓側の席だった為、トイレは行かずに少し眠ったり、映画「ボヘミアンラプソディー」を観て終盤に差し掛かった頃の話です…。
突如、標高の高い山の上にいるような感覚に襲われました。
息を吸っても吸っても、中々吸えない感覚です。しばらくこの感覚が続き、周りを見渡しましたが、皆さん普通に過ごしてらっしゃいました。
きっと、航空機内の気圧がおかしくて、機内の酸素レベルが下がっているのでは?と思いましたので、トイレに行ったタイミングでキャビンアテンダントの方に確認してみる事にしました。ちなみに、その時、飛行機内で初めてトイレに行きました。
そして、フライトアテンダントに「酸素レベルは通常か?」と質問をし、立て続けに呼吸がし難い状況にある事を説明しました。
酸素レベルは通常との回答をしてくれると共に、とても心配してくれて、飲み物をくれたり、広いスペースで座らせてくれたりしました。
その後、少し落ち着いたので、自分の席に戻ったところ、やはりまた息苦しくなりました。
そして、すぐさま、再びフライトアテンダントのところへ行き、苦しい旨を伝え、必死に「I need oxygen(酸素を下さい)」と言ったのを覚えています。その時、一瞬でしたが、呼吸が本当に出来ない、呼吸困難な状況に陥りました。
慌てて、フライトアテンダントが自分を落ち着かせてくれて、そして、呼吸が少し安定し、その時に「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?急病人がいます。」というアナウンスを流してくれました。
すぐさま、自分は横になり、2人の医者が駆けつけてくれて、脈や血圧、血中酸素濃度を測定してくれました。その時の体温は、35℃くらい…
いつもの体温は、36.5℃なので、このまま死ぬんじゃないかと思いました。
ですが、医者は酸素については、問題ないと言ってくれて、恐らく肺が上手く機能しなかった…ような事を言っておりました。
その後、広い席に案内され酸素ボンベをもらい、なんとか落ち着くことが出来ました。その後は、多少息苦しさは続いたものの、なんとかヨハネスブルグへ到着。
そして、乗り継ぎケープタウンへと到着致しました。
これまでが、今回起こったトラブルの話です。
対処してくれた医者やフライトアテンダントには本当に感謝しています。
ココからは、ケープタウン到着後、及び帰国後の話です。
もちろん、ケープタウン到着後、その日の予定は全てキャンセル。念のため、病院で検査を受ける事にしました。南アフリカは、医療先進国ですので、設備や医者のレベルは高い。安心して検査を受ける事が出来ます。
今回、レントゲンや血液検査を実施し、特に問題はないとの結論に至りました。そして、次の日からは何とか予定をこなすことが出来ました。
また、帰国後も日本国内で病院に行き、CTスキャンを行いました。結果、問題ないとの確認が取れ、現在では一安心です。
結局、病名は不明ですが、エコノミークラス症候群のように肺血栓が一時的に出来、少し経ってから血栓が溶けたか…またはストレスによるパニック障害か…。が考えられるそうです。
南アに着いたばかりの頃は、肺がんの可能性も自分では疑っていた為、凄く色々な事を考えました。もっと家族の時間を増やさないと…とか。仕事どうしようか…とか…(;^_^A
本当に生きた心地のしない飛行機でしたが、しかしながら、お蔭で健康について、もう少し考えるきっかけとなりました。
長くなりましたが、皆様、健康には気を付け、そして、飛行機に乗っているとき、又はトランジット等では適度な運動を心がけ、お酒ではない水分を適量に摂取するように心がけ、また機内ではトイレにも遠慮なく行って下さい。
結局、今回の私の例が、エコノミークラス症候群とは断言できなかったのですが、この病気については、誰でもなる可能性があり、海外へ行かれる事の多い方は、是非、一度チェックしてみると良いかと思います。WEB検索すると沢山の説明が出てきますので。
という事で、簡単では御座いますが、今回の旅で私に起こった最大のトラブルの話でした。
今後とも楽しく、美味しい南アフリカワインをご紹介出来ればと思っておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
以上
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