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- 2018.02.14
- 南アフリカワイン
おすすめの白ワイン <ニュートンジョンソン サウスエンド シャルドネ>
ご無沙汰しております、ぺんぺんです。
アフリカーのブログリニューアルを機に、今後積極的に記事を書いていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
早速、新しいシステムでのブログの更新に馴染むため、一つ練習を兼ねての投稿をいたしますので、お見苦しい部分はお許しくださいm(_ _)m
先週飲んだ南アのシャルドネで、是非お勧めしたいものがありました。
ニュートンジョンソンのサウスエンド シャルドネです。
現行ビンテージは2016ですが、我が家にあったのは、昨年購入してセラーに寝かせていた2015。
2台目の窮屈なセラーに入れてあったものを出し入れしたため、ラベルが汚れてしまいました( ;∀;)
ニュートンジョンソンはピノ・ノワールが最も有名なワイナリーです。
ウォーカーベイの海に近いヘルマナスの丘の上の、冷涼なアッパー・ヘメル・アン・アード・ヴァレーに位置しています。
サウスエンドは単一畑のシャルドネで造られます。この畑がある標高210mの斜面では、南から吹く海風により霧が発生するそうです。その霧のおかげでこのエリアの気温は冷涼に保たれ、ブドウがゆっくりと時間をかけて熟すのだそうです。
南半球の、アフリカ大陸の、南極からの寒流に近い半島の南端の、霧に包まれた山間に広がるブドウ畑なんて、想像しただけでワクワクしませんか?
…とは言っても、そんなブドウ畑の情報をちゃんと調べたのは、ワインをボトル半分以上飲み干した後のことでした。
とりあえず今日の夕食にはキリッとした南アのシャルドネを飲もう!ぐらいのつもりで出してきたこのワインですが、飲んでみて一口目の印象は、「しょっぱい」(笑)。
ここで言う「しょっぱい」は決してネガティブな表現ではありません。
ワイン専門家の用語では「サリニティ(salinity)」、塩気のようなミネラルを感じる味わいです。
サリニティは沿岸部の産地で特に海風の当たる場所のワインによく感じられる風味の特徴です。ギリシャのサントリーニ島のアシルティコやスペインのリアスバイシャスのアルバリーニョなどはもちろん、ニュージーランドのソーヴィニオンブランでも感じられることがあります。
このしょっぱさは、内陸部のブルゴーニュにはない特徴ではないかと思います。
香りは白い花やグレープフルーツ、ライム、リンゴ、熟しきっていないパイナップルのよう。
樽使いは控えめながらも、ほのかにローストアーモンドが香ります。
しっかりとした酸と同時に、完熟した果実味があります。
きりっとした塩味系ミネラルを感じたその後には、ふくよかな果実の余韻が長く残ります。
こんな素敵なワインが、税込価格2,500円以下で買えてしまうのは、高品質に対してコスパの良い南アワインの中でも特に驚きでした。
だから、是非お勧めしたいと思ったのです。
美味しいワインは何も考えずにただ飲んでも美味しいことに変わりはないのですが、使われたブドウがどんな気候風土で育ち、そのワインをどんな人たちが、どんな思いで、どんな風に造ったのかをちょっと知るだけで、さらに味わいが深くなりますよ!
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