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- 2018.04.13
- 南アフリカワイン
ワイナリー訪問:ウォータークルーフ Waterkloof ③
ウォータークルーフのワインテイスティング
あの、建物から飛び出したガラス張りは、この部屋から出入りできるテラスでした~。
テーブルにはフィンボス(南ア固有の低木)の寄せ植えが
最初にテイスティングしたのは2種類のMCC(瓶内二次発酵スパークリングワイン)
白は冷涼エリアの買いブドウに15%自社栽培のブドウを加えたシャルドネ100%。
600L の古樽でゆっくり(9か月間)発酵させ、6か月熟成させた後瓶詰、2年間瓶内二次発酵。
ビスケットやトーストのような香ばしく蜜の香りがし、白桃のようなストーンフルーツの風味。
ロゼは冷涼エリアの買いブドウのピノ・ノワールを前述と同じように発酵させ、11か月間熟成後瓶詰。
ラズベリー、酵母の香りがあり、フローラルでエレガントなMCC。
こちらはムールヴェドルのロゼ。
標高300mのブッシュヴァインの畑から取れたブドウをホールバンチでバスケットプレスし、800Lの大樽で発酵。
ラズベリーや白桃の風味があり、フローラルで複雑かつエレガント。
ウォータークルーフのあるステレンボッシュでも冷涼なエリアはソーヴィニオン・ブランに適しており、ブドウがゆっくりと熟し、エレガントな果実が取れるのだそう。
90%を600Lの樽で、10%をコンクリートエッグで発酵させた後、4か月間シュールリー。
酸がしっかりとしていて、グレープフルーツ、青リンゴ、グースベリーの風味があり、塩味も感じ、旨味のあるソーヴィニオン・ブラン。
シュナンブランもブッシュヴァインの畑のブドウを使用し、600Lの樽で5か月間かけて発酵後、5か月間シュールリー熟成。清澄せずに瓶詰。
クリーミーで、ミネラル感とフルーティさのバランスが良い。
パイナップルやマンゴーといったトロピカルフルーツの風味があり、優しく豊かなシュナンブラン。
ライトなスタイルのムールヴェドル、2016年。このヴィンテージから作られる赤ワイン。
ブッシュヴァインの畑のブドウを使用。
2~3年使用済みの大樽で熟成させることにより、ジューシーさを残しながらまとまりのある味わいを作り出しているのだそう。
ラズベリー、ブルーベリー、プラム、スミレ、白コショウなどの香りを感じる、フローラルで軽やかで華やかなムールヴェドル。
キャシーMWと、テラスにて
サンセット
最後はシラー。
ブルーベリーやブラックペッパーに加え、フィンボスやフェンネル、シナモンの皮などの香りがある、ハーブっぽく、ウッディなシラー。
とても低収量の畑のブドウを使用しているそう。こちらも大樽発酵、熟成。
優しくてバランスが良く、エレガントな南仏系シラーでした。
キャシーMWは、ムールヴェドルとシラーは共に旨味があり、甘いフルーツが前面に出ておらず、新樽を使うと出てくるバニラ香もほとんどなく、南アにしてはエレガントな赤ワインだとおっしゃってました。ブドウの樹齢がまだ若いからこのようなフレッシュな味わいになるそうで、樹齢が上がるとより凝縮感の強いワインになっていくだろうとのことでした。
ウォータークルーフのワインはどれもエレガントで優しくて、とっても魅力的でおススメです!!
現在アフリカーで取り扱いのあるウォータークルーフのワインはこちら
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