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- 2018.03.23
- 南アフリカワイン
ワイナリー訪問:グレネリー Glenelly ①
フランス、ボルドーのポイヤック2級シャトー、ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ ラランドの元オーナー、メイ・エレーヌ・ドゥ・ランクザン夫人が、1988年に南アフリカを訪問した際に、この地域のワインの品質の高さとポテンシャルを感じ、2003年に現在の敷地を購入しました。当時果樹園だった土地に、風向きと土壌を考慮して設計されたブドウ畑を整備しました。
2005年に最初の実験的なケープブレンド(ヴィンテージ2003)を生産。2007年にはフランスのシャトーを売却し、南アフリカでの生産に専念。その年、南アフリカ出身で現在の醸造家ルーク氏が加わりました。彼は、シャトー・フューザル(フランス・グラーヴ地区)、アンジェリュス(フランス・サンテミリオン地区)の他、アルザス、カリフォルニア、ラステンバーグ(南ア・ステレンボシュ地区)などの名門ワイナリーで醸造経験を積んでいます。更に2009年からは、「南アフリカを代表するスワートランド地区の雄」、バデンホーストのオーナー兼醸造家のアディ氏が、醸造コンサルタントとして加わっています。
ワイナリーは、ステレンボシュ地区シモンズバーグ山脈の東側のより涼しい斜面に位置。醸造設備は重力に逆らわないグラビティシステムを採用し、全て天然発酵で生産。きれいでなめらか、酸化防止剤も少ないナチュラルなワインが特徴です。
プロフェッショナルなチームが素晴らしい自然環境と最新設備を使用し、南アフリカに居ながらフランスのニュアンスを持ったクラシックなスタイルのワインを生産しています。
輸出部長のニコラス氏
エステート・マネージャーのハインリッヒ氏
海からの風通しよく配置されたブドウ畑
きれいに手入れされた畑
醸造施設にはものすごい数のステンレスタンクが並んでいました。
斜面に建てられたこちらのワイナリーでは、地上階で収穫したブドウを地下2階のステンレスタンクにて発酵、地下3階で樽熟成、地下4階で瓶詰、出荷などを行っているそうで、まさに建物がグラヴィティ・システムそのもの!
資金力のあるオーナーのワイナリーだけあって、すばらしい設備でした°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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