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- 2018.03.08
- 南アフリカワイン
ワイナリー訪問:ドルニエ Dornier ②
ドルニエのワインのテイスティング
ココアヒルのシュナンブラン2017年。ステレンボッシュ産の樹齢20~25年のブドウを使用。100%ステンレスタンクにて発酵。若くてフレッシュでデイリーなスタイルのワイン。
ブッシュヴァイン・シュナンブラン2017年。ステレンボッシュより暖かいスワートランド産のブッシュヴァイン(株仕立て)の樹齢40年近い樹のブドウを使用し、50%は樽発酵、50%はステンレスタンクにて発酵。味わいはしっかり辛口ですが、凝縮感のある豊かなワインで、アフターにはほろ苦みを感じます。
新商品のシュナンブランも試飲させていただきました。
『MOORDENAARSKLOOF』(ムーデナースクルーフ?? 何と発音していいやらわかりません(;^ω^))
樹齢32年の古木のブドウを使用し、100%樽発酵。しっかりした辛口で、果実味には凝縮感があり、酸がとてもきれいな印象でした。
アフリカーで現在購入できるドナトゥス・ホワイト(2015年)の2016年ヴィンテージも試飲してきました。
シュナンブラン80%、セミヨン20%のブレンドで、全房のままプレスし、樽発酵。シュナンブランとセミヨンのブレンドはそう多くはないそうですが、セミヨンを加えることによりみずみずしいレモン、ライムやスパイスに、オイリーな質感が与えられるそうです。
赤ワインでは、マルベックが南半球での栽培に適しているとのことでした。
12~14か月樽熟成されたこちらのマルベックは洗練されていて、マルベリーの風味にベーコンのようなミーティなニュアンスと黒コショウのようなスパイシーさが感じられました。活き活きとしたワインでした。
続いてカベルネ&メルローのブレンドやカベルネ100%の赤ワインも試飲し…
最後はこちらのCMD
CMDとはドルニエの創業者で、ステレンボッシュと上質ワインとアートを愛したChristoph Modeste Dornier(クリストフ・モデステ・ドルニエ)氏へのオマージュワイン。2011年が初ヴィンテージで、こちらは2012年。
マルベック、プティ・ヴェルドー、カベルネ・フランのブレンド。ドルニエ社が所有する畑の中でも特に優れた畝のブドウを使用。手摘みされ、除梗されたブドウは品種ごとに醸造され、18か月間樽熟成。その後さらに樽の選別を行い、最良の樽のみブレンドを行い、瓶詰、さらに2年間の瓶熟成を経てリリースされるそうです。ものすごいこだわりを持って、手をかけて作られたワインですね!
紫~黒系の果実を煮詰めたような濃厚な香りと味わいで、エレガント。
テイスティングの後はランチを頂きました。予定表にはピザランチと書かれていたけど、出てきたピザはイタリアンでもアメリカンでもなく、フランス風のタルト・フランベ。これはアルザス地方のお料理で、薄~い生地にトマトソースではなくフレッシュチーズを塗って様々な食材をトッピングしたもの。
4種類のタルト・フランベと共にドルニエのワインを美味しく頂きました(^o^)♪
ココアヒルのロゼ。夏の昼下がりのオープンエアでのお食事にこれ以上ぴったりくるワインはありません!
左はバターナッツと呼ばれる少し甘みのあるカボチャのようなスクワッシュ(お野菜)がのったもの。
右は生ハムとオニオンだったかな?
パリパリとした食感。あっさりしていて軽いし、ハーブの香りに食欲を刺激され、ついつい食べ過ぎてしまいました。
美味しいワインとピザでお腹いっぱいの後はまったりお昼寝といきたいところでしたが、食後はダブルエスプレッソで気合を入れ直しました。
なぜならこの後もワイナリー訪問、テイスティングは続いたのであります。
※現在アフリカーで取り扱いのあるドルニエのワインはこちら
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