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ブログ|南アフリカワイン|ワイナリー訪問:カノンコップ Kanonkop ①

2018.03.21
南アフリカワイン

ワイナリー訪問:カノンコップ Kanonkop ①

ワイナリー訪問:カノンコップ Kanonkop ①

 

 

 

 

アフリカーでも常に人気のカノンコップを訪問しました。

 

 

1910年設立のカノンコップは、ステレンボシュ・シモンスバーグ山脈の麓に125haを所有(ブドウ畑は100ha)。

このシモンズバーグ山脈周辺は「南アフリカの赤ワイン地帯」と呼ばれグレネリー、ラステンバーグなどのトップワイナリーが名を連ねています。そんな中で確固たる不動の地位を築いたカノンコップは、世界最大級のワイン評価大会IWSCなど主に、1990年代から最優秀賞を受賞するなど南アフリカワインの品質の高さを世界に知らしめたパイオニア的な存在のワイナリーです。

80年代まではソーヴィニオン・ブラン、シュナンブラン、リースリングなどの品種も植わっていましたが、この土地の気候および土壌はピノタージュとカベルネ・ソーヴィニオンに最も適しているとの判断から、赤ワインのみを生産することに資源を集中したそうです。主役品種はピノタージュで、畑全体の50%を占めています。ピノタージュはブッシュヴァインで、樹齢50年以上の古木もあります。他はカベルネソーヴィニョンが35%、メルロは7.5%、残りがカベルネフラン。

畑は、ブドウ栽培にとっては理想的な土壌で、灌漑はほとんど必要としません。

カノンコップの名は、17世紀にケープ湾に船が入港したことを知らせるために大砲を発していた小高い丘に由来し、ラベルに描かれている大砲をよく見ると、ちゃんと下には丘が描いてありますよ。

 

 

 

 

垣根造りもありましたが、メインはブッシュヴァインのピノタージュ

 

 

 

ブッシュヴァイン

 

 

 

収穫されたばかりのピノタージュ

 

 

除梗作業

 

 

醸造責任者のアブリー氏と、彼に付いて離れない愛犬(笑)

 

南アのワイナリーにはよく犬が飼われていましたが、どの子もみな超大型でした!

 

 

カノンコップのワイン(ロゼ以外)はいずれも開放式の発酵槽で発酵されます。

数日間かけて発酵する間、なんと2時間おきに人力でパンチング・ダウン(ピジャージュ)を行うそうです。

大変な労力がかかっているのですね!

 

 

 

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