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- 2018.03.22
- 南アフリカワイン
ワイナリー訪問:ワーウィック Warwick ②
ワーウィックでのテイスティング。
ワーウィックが目指すのは、孫のためにワインを造りたいということ。
将来の財産にもなりつつ、若飲みができるワイン造りを行っているそうです。
ワーウィックには素敵な屋外のピクニックエリアがあり、この日はかなりの強風でしたが、テイスティングは屋外の一角で行われました。
バックに写っているのがピクニックエリア。
屋外でランチを食べてワインを飲んで、白いクッションに横たわってお昼寝でもしたら、さぞかし気持ちがいいことでしょう。(この日のように強風でなければ!)
グラス写真の左側は、ファースト・レディのロゼ2017年。
ピノタージュから作られるプロヴァンス風の薄いロゼは、ロゼ専用に育てたブドウを使用しているそう。残糖が1g/1Lと通常のロゼよりも低く、ドライです。
ロゼは優しく、フレッシュで、軽やかであるべきであるという考えから、味わいが強すぎないピノタージュを使用しているそうで、さわやかな酸味があり、ラズベリー、ザクロ、スイカといった夏の果物の香りと、ホワイトピーチようなストーンフルーツの味わいが楽しめます。
右側のホワイト・レディ2016年は樹齢55年のシャルドネから作られています。
骨格を与えるために樽発酵を行い、MLFは無し。ステレンボッシュのシャルドネは酸が高くないから、あえてMLFをしないそうです。
新樽率は1/3、残りは2年目使用樽と3年目使用樽を同率で使用。9か月の樽熟成。
プラッターズガイドでベストシャルドネに選ばれたそうです!
カベルネ・フランの飲み比べでは、2009年と2015年を試飲。
2015年は1972年に次ぐグレート・ヴィンテージだそうです。
2009年はレザーのような熟成香あり。味わいにはフルーツの凝縮感が感じられるも、重さを感じさせませんでした。厚みと柔らかさが共存し、ヴェルヴェッティでエレガントなワイン。
2015年はチェリーやカシス、オレガノやタイムなどのハーブ香も感じられました。(よくカベフラについて言われる青臭さとは違う印象でした。)
現在、アフリカーでは2014年ヴィンテージ(現行)が購入できます。
トリオロジー2015年。写真は2014年ですが、これは、2015年はまだリリースされていないため、参考のため出されたボトル。
カベルネ・フラン45%、カベルネ・ソーヴィニオン40%、メルロー15%のブレンド。
カベルネ・ソーヴィニオンよりもフレッシュで柔らかく、やさしさのあるカベルネ・フランを主体としたブレンドで、過去から未来への通過点を象徴したキュヴェだそうです。
フローラルで、赤系果実の風味がチャーミングなワインでした。
ブルー・レディはカベルネ・ソーヴィニオン100%。60%新樽を使用した濃厚なワイン。
凝縮されたカシスやプラム、ブラックベリーに、リコリス。
タンニンがきめ細かいのは、樽由来ではなく、果実由来だからだそう。
50年は熟成可能とのことで、是非とも熟成したものが飲んでみたい一品でした。
と、ここまでワーウィックでのテイスティングは平穏無事に終わったかのような書き方でしたが、実は、結構落ち着かず、気が散ってばかりいました。
というのも、テイスティング会場となったテントの頭上にはドングリの木があり、強風によりドングリの実がボトボト落ちてきて、絶えず襲撃に遭っていたのです(゚Д゚;)
こちらのドングリは日本の何倍もある大きさで、全長3センチぐらいはありました。
テントに当たって大きな音を立てるものもあれば、テーブルやグラス、我々メンバーに直接当たるものもあり、冷や冷やしっぱなしでした(;’∀’)
途中、室内に移動しようかという提案もありましたが、何とか外で終えることができ、ホッとしました。
※現在アフリカーで取り扱いのあるワーウィックのワインはこちら
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