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ブログ|南アフリカワイン|ストーム・フレダ・シャルドネとロージアン・ヴィンヤーズ・シャルドネ

2018.05.13
南アフリカワイン

ストーム・フレダ・シャルドネとロージアン・ヴィンヤーズ・シャルドネ

ストーム・フレダ・シャルドネとロージアン・ヴィンヤーズ・シャルドネ

 

ぺんぺんです。

 

 

今日は、2つのシャルドネについてご紹介します。

 

 

一つ目は、2月の南アツアー参加者が一週間で100種類以上のワインを飲んだ中から各自選んだマイ・ベスト・ワインとして複数の人が名前を挙げていた、ストーム・フレダ・シャルドネ。

ツアーで飲んできたのは2017年ヴィンテージですが、現在日本で購入できるのは2016年です。

もったいないなぁと思いつつ、手持ちの2016年を開けちゃいました。

 

 

 

温度が低いと、レモンピールのようなほろ苦みを伴うシャープな柑橘と石灰、貝殻、樽由来のナッツが強く香ります。

温度が上がってくると、梨やバニラの甘い香りも出てきます。

味わいは極めてドライで酸が高く、ストラクチャー(骨格)がしっかりとしています。

このシャルドネの産地であるウォーカーベイのヘメル・アン・アードの特徴として、サリニティ(塩味)が感じられます。

果実は完熟しているのでフルボディに近いボリュームがありますが、甘ったるさやトロピカルなニュアンスはなく、タイトできりっとしていて、余韻の長い、素晴らしいシャルドネです!

 

(なーんて、ほめ過ぎて売り切れたりすると悲しいので、こういうシャルドネがお好きな方だけに選んでいただけたら嬉しいです)

 

ストームワインズ訪問記はこちら

→①

→②

 

 

一方、ロージアン・ヴィンヤーズのシャルドネ2016年は、今月開催された南ア試飲会で気になったものの一つ。

リチャード・カーショウMW(マスター・オブ・ワイン)が醸造を担当しています!

こちらもレモンピール的な柑橘とミネラルが樽からくる香りが共存しています。

 

 

味わいには旨味を伴うほろ苦みもあり、ストーム同様、完熟果実であることが感じられながらもきりっとしたシャルドネですが、産地がエルギンということもあり、塩味に関してはストームよりは控えめです。

ストームの半額程度で買えますので、まずはこちらを飲んでいただくのもいいかなと思います。

ただ、今の時点で、シャープな果実味と樽のニュアンスが完全に調和しきっていない印象を持ちましたので、購入されたらしばらく待ってから飲まれると、よりよくなるのではないかと思いました。(※あくまで個人的な意見です。)

 

 

おまけですが、ヘメル・アン・アードの塩味を感じるシャルドネをもう少し低価格で飲んでみたい方には、3月に来日していたジュリアン・スカールのコンフルエンス2016年をお勧めしたいです。

アルザスのリースリング生産者である彼が南アで造る3つの単一エリアのシャルドネは飲み比べるとテロワールの違いが比較できて面白いですよ!→飲み比べ3種セットはこちら

 

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