南アフリカワインのエコな生産者(1.ウォータークルーフ)
ウォータークルーフは、149ヘクタールのワイナリーです。
その敷地のうち、75ヘクタール(東京ドーム16個分)は、絶滅危惧種の植物「ボーランド グラナイト フィンボス」の保護の為の土地としています。
ウォータークルーフは、2008年よりバイオダイナミック農法に取り組んでいます。
56ヘクタールの畑では、トラクターなどの車両は使わず、馬を使っています。これは、土や樹を傷めないようにする事と二酸化炭素排出の抑止を目的としています。
また、畑では、放し飼いの鳥などが活躍しています。
鳥たちは、畑の害虫を食べ、同時に土に窒素(肥料)を輩出しています。
また鳥たちの産む卵は、レストランで利用されています。
また、畑には牛や羊もいます。牛は堆肥を造り、羊は雑草を食べます。
下記動画は、http://www.dw.com/en/green-wine-from-south-africas-cape/av-38612001 より抜粋しているものです。
正直、完ぺきな訳は出来ていないのですが、ザックリと訳したものを下に記載していますので、合わせて見てください。
【ナレーター】
ウォータークルーフの建物は、壮観で近代的です。ですが、ブドウ栽培の方法については、伝統的です。
【クリスチャン・ルーツ】
我々は、バイオダイナミックファームです。ファームは、畑だけで成り立っているわけではありません。(ケープ地方の固有植物)「フィンボス」なども含んでいます。
※その後、訳せず…
【ナレーター】
ウォータークルーフは、ケープ地方でサスティナブル農法にコミットメントしている有名なワイナリーです。ファームマネージャーのクリスチャン・ルーツは、畑に微生物を含んだ肥料を使って、土壌を豊かにし、害虫コントロールをしています。化学肥料等は使われていません。
【クリスチャン・ルーツ】
このファームでは、2008年以来、化学肥料等は使っていません。
全ての肥料は、ファーム内で造られた物を使っています。※その後、訳せず…
【ナレーター】
クリスチャン・ルーツにお客さんが来ました。WWF基金のジョアン・イシャムさんです。2008年、ウォータークルーフは、WWFの環境保護優秀者に認定されています。その要件を満たすために、ファームをチェックしています。
【ジョアン・イシャム】
環境保護優秀者に認定されている全てのワイナリーは、年に1度チェック・レビューを受けます。その際、我々は、モニタリングを実施します。彼らがどのように環境管理を行っているか、外来種駆除や火の管理、ごみの管理、動物の管理、環境問題にかかわる事全てです。
【ナレーター】
ウォータークルーフは、ケープワインランドにある600ものワイナリーの一つです。
彼らは、ブドウ収穫のプロセスは手で行います。彼らは、1年間に240,000リットルのワインを造ります。国内需要と輸出する為です。
クリスチャン・ルーツは、ジョアン・イシャムを連れて検査を受けに行きました。146ヘクタールのうちの半分以上の土地は、環境保護地域にされています。
ブドウの樹を植える代わりに、様々な野生植物が残されています。フィンボスは、ケープ地方の固有な自然植物です。ケープ地方には、沢山の植物が生息しています。
9000種類の植物のうち、3分の2はケープ地方でしか見つけることの出来ない固有種です。
【ジョアン・イシャム】
特定の植物が1つのワイナリーにしか存在しないことが有り得ます。
つまり、そこのワイナリーでその植物を失ってしまった場合、地球上からその植物が消えてしまう事になります。
【ナレーター】
ケープ地方の植物にとって、最も恐ろしいことは、外来種の侵入です。
イシャムさんは、「もっとたくさんのワイナリーが、環境保護優秀者になる事が重要」と言います。
環境保護は、沢山のアドバンテージをもたらします。
【クリスチャン・ルーツ】
我々は、フィンボスウォークツアーを開催し、ワインテイスティング&乗馬フィンボス見学ツアー等も開催しています。
※その後、訳せず…
【ナレーター】
イシャムさんは、「ウォータークルーフの環境管理は良いです」と言います。
【ジョアン・イシャム】
(ここには)外来種がいません。また彼らは将来的な計画にそって実施されています。
我々は、環境保全についての努力を認識することが出来ます。
ですので、我々は彼らのワインボトルに貼ってある鳥とプロテア(花)のロゴを使用することによって、それを認定しています。
【ナレーター】
ルーツ氏は、バイオダイナミックファームに非常に熱心です。
それは、WWFの要件やコンザ―ベーションチャンピオンを超えています。
ここの自然なプロセスは、機械や化学薬品のように沢山の仕事をします。
羊は、ブドウの樹々の間の雑草を食べます。
【クリスチャン・ルーツ】
このようなサスティナブル農法は、次の100年間も続くと思います。
ブドウの樹は、50年くらい生きていますし、私の息子の世代でも土が生きているので続けることが出来ます。
※少し訳があやふやです。
【ナレーター】
ジョアンさんは、年末までにさらに10以上のワイナリーにコンザ―ベーションチャンピオン認定し、署名をしていきます。
このような行動は、ワイナリーとフィンボスの両方の将来の為になるのです。