皆様、南アフリカのワインと言えば、どんなブドウを思い浮かべますでしょうか?
シュナン・ブランが最も有名ですが、ピノタージュやカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー等も人気です。そしてシャルドネやソーヴィニヨン(ブラン)等も非常に高い評価を得てきています。
しかし、皆様、ご存知でしたでしょうか?
19世紀(1800年代)、セミヨンというブドウが南アフリカのブドウの大半を占めていた事があったという事を...。その割合は80%とも90%とも言われています。
それ故、現在、南アフリカのセミヨンは、とても高い樹齢を迎えていて、とっても美味しいワインが出来るんです!
現在、最もワイン業界に影響力のあると言われている「ジャンシスロビンソン」さんは、南アのセミヨンに対してこう言います。
「南アフリカのソーヴィニヨン・ブランは、とても素晴らしいが、私の中ではセミヨンの方が良い!」「フルボディで、個性に満ちていて、グリーン、ハーブっぽい質感を持っており、またそれでいて肉付きが良く、熟成に耐えうるポテンシャルを持っている」と。
↓参考記事はこちら
https://www.jancisrobinson.com/articles/south-african-semillon
セミヨンは、ブレンドワインの一部として使われることが多かったり、貴腐ワイン等の甘口ワインのブドウとして使われる事が多い品種ですが、単一での辛口ワインとしても非常にコクがあり美味しいワインになるんです。
そして、南アフリカのセミヨンの最大の特徴は何かというと「セミヨン・グリ」という品種がある事です。
これは、実は南アフリカにしかないと品種と言われています。それは、南アフリカに植わっていたセミヨンが突然変異で赤く変異したためです。1800年代当時では、7割くらいのセミヨンがセミヨングリに変わったと言います。
※セミヨングリ( http://www.alheitvineyards.co.za/pics/new-pics/semillon_gris.jpg/ )
現在では、そんなセミヨンも多様なニーズに応える為、他の品種に植え替えられ、かなり数が減ってしまいましたが、現在になってとても評価が上がっているとても素晴らしい品種です。
実際に、南アでは沢山の生産者がセミヨンを造っていますが、日本に輸入されているセミヨンは実は極僅か。希少な高級ワインが多いですが、下記におすすめセミヨンを記載致します。是非、お試しください!!
■マザーロック フォースマジュールセミヨン
https://af-liquor.com/?pid=131563178
■ソーン・ドーターズ ペーパーカイト セミヨン
https://af-liquor.com/?pid=110217245
■ソーン・ドーターズ ティンソルジャー セミヨン
https://af-liquor.com/?pid=101757856
■ブーケンハーツクルーフ セミヨン (品切れ中ですが、次回入荷したら是非!!)
https://af-liquor.com/?pid=105820289