南アフリカワインの総合通販サイト。オーソドックスなワインからマニアックなワインまで揃う、日本最大級の南アフリカワインショップです。自社輸入ワインもあります。

南アフリカってどんな国?
 
更新日:2023/11/14

南アフリカワインは飲んでも、南アフリカってどんな国なのかあまり知らないという方も多いかと思います。
という事で、南アフリカワイン専門店アフリカーの小泉が、独自の視点で良いことも悪いことも包み隠さず南アフリカを解説します!



--目次--
1. 南アフリカ・ジェネラルインフォーメーション
 1-1. 地理(みんな知らない船ならヨーロッパより近い南アフリカ)
 1-2. 気候
 
2. 南アの素晴らしいところ ※作成中
  2-1. お酒美味い!
 2-2. 超大自然 ※作成中
 2-3. ラグビー強すぎでしょ ※作成中
 2-4. 経済はアフリカ大陸全体の牽引役 ※作成中

3. 南アの課題点  ※作成中
 3-1. 経済格差 ※作成中
 3-2. 治安 ※作成中
 3-3. アパルトヘイト ※作成中

 

1-1. 地理(みんな知らない船ならヨーロッパより近い南アフリカ)




南アフリカワイン専門店をやっていると「南アフリカ」そのものについて質問を受ける事が多々あります。
その中で感じた事、それは「南アフリカ」と「アフリカ大陸」の区別がついていない人や一緒くたに考える人が多いなぁという事です。
そして、中には「チリ」の隣ですか?と南米とごっちゃ混ぜになっている人も(;^_^A
分かります。習ったのは遠い昔の小中学生時代。忘れちゃいますよね…。

という事でおさらいですが、南アフリカは、アフリカ大陸最南端に位置しています。

一般的には日本からは遠い国として認識されています。
まぁ、行き慣れている私からするとそんなに遠くはないんですが笑

そして皆様、実は「船」で行くと南アフリカの方がヨーロッパ主要国より近い!?ってご存知でしたか?

【距離】
東京 → ヨハネスブルク(南アフリカ) 13,580km
東京 → ニューヨーク(米国) 10,800km
東京 → ロンドン(英国) 9,576km
東京 → ブエノスアイレス(アルゼンチン) 18,353km

【船の場合】
東京港 → ケープタウン(南アフリカ) 10,430海里
東京港 → ロンドン(英国) 12,964海里
東京港 → マルセイユ(フランス) 11,130海里
東京港 → ジェノヴァ(イタリア) 10,991海里

地図からもお分かりいただけるかもしれませんが、船でヨーロッパへ行く場合、一旦赤道付近まで南下してから行きますので。ちなみにワインを輸入する際の船の運賃、タイミング・状況によって異なるものの、(2022年6月時点では)南アフリカからの方が僅差で安いとの事でした。

飛行機の場合は、乗り継ぎ時間によって異なりますが、おおよそ22〜29時間が一般的でしょう。
おススメはシンガポール航空。綺麗で快適!中東系も人気です。

【日本から南アへ行く主要航空会社】
・シンガポール航空(シンガポール経由)
・エチオピア航空(仁川、アジスアベバ経由)
・キャセイパシフィック航空(香港経由)
・エミレーツ航空(ドバイ経由)
・カタール航空(ドーハ経由)

 

1-2. 気候


「アフリカ=暑い」。これは我々日本人がアフリカに対して抱いているイメージとして割と定着しています。
恐らくエジプトやサハラ砂漠のイメージが強く、そのイメージに引っ張られているからかと。
確かに、エリトリアやジブチなど最高気温70度超えを記録した灼熱の大地もあります。



とはいえアフリカ大陸は広いです。同じアフリカ大陸でも例えば東アフリカのケニアの「ナイロビ」やエチオピアの「アジスアベバ」など名前の通った首都は標高2,000mもあったりと、夏でも最高20℃ちょいで涼しいです。

[エチオピアの首都:アジスアベバ]

そして我らが南アフリカも皆さんが思っているよりも涼しいのが実情。
南アの大都市「ヨハネスブルグ」は標高1700m以上あって、9月に行った時は朝方の気温は-3度でした。砂漠地帯のカラハリ地区も朝晩はダウンジャケット着ないと凍えるほどでした。

[南アフリカ:ヨハネスブルグ]


ワインで有名なケープタウン周辺は、ヨハネスブルグから南に1300km。ここはもうちょっとマイルドな気候です。緯度は北半球で言えば大阪と同じくらいの緯度。
標高はヨハネスブルグほど高くないですが、冬はあたたかくて夏は涼しいという印象です。時折熱波の到来で夏に40℃超える事もありますが、朝晩は冷え込み同じ一日でも寒暖差が大きいのが特徴。降雨量は日本の約半分です。

【ケープタウンの最高平均気温】
1月:26℃、2月:26℃、3月:25℃、4月:22℃、5月:20℃、6月:18℃、7月:17℃、8月:18℃、9月:19℃、10月:21℃、11月:23℃、12月:25℃

【ケープタウンの最低平均気温】
1月:16℃、2月:16℃、3月:14℃、4月:12℃、5月:10℃、6月:7℃、7月:7℃、8月:8℃、9月:9℃、10月:11℃、11月:13℃、12月:15℃

※参考:http://www.holiday-weather.com/cape_town/averages/

このケープの気候は南半球の特徴を良く表しています。

小中学生時代の理科の授業を思い出してください。
「鉄は熱しやすく冷めやすい。水は熱しにくく冷めにくい。」

南半球の気候はまさにコレです。北半球の大半は陸。陸は「鉄」に似たような傾向があり、熱しやすく冷めやすいのです。
一方で南半球はほとんどが「海」。これは熱しにくく冷めにくいです。

なので周りを海に囲まれているケープタウン周辺は、夏は涼しく、冬は暖かいです。
実際にはもうちょっと複雑で、南極から流れる海流の影響もあり、特に沿岸部の空気はひんやりとしています。また、内陸に行くと高地になるので別の意味でも涼しくなります。そして南極の影響で、南半球の方がオゾン層が薄いのです。なので日差しは強いです。



まとめると「南アフリカの気候」は
1) ケープタウン周辺:気候はマイルド。夏は涼しく冬は暖かい。ただし日差しは強いです。また比較的乾燥しています。
2) ヨハネスブルグ:年間を通して涼しく、冬は寒い。比較的乾燥しています。
※3) ダーバン:暖かく1),2)よりも雨が多いです(日本よりは少ない)

 

2-1. お酒美味い!


この記事をご覧の皆様でしたら、南アフリカワインが美味しいというのはご存知かと思います。
↓↓南アフリカワインについての記事はコチラ↓↓
https://af-liquor.com/?mode=f2

ですので、ココではその他のお酒にフォーカスしていきたいと思います。

1) ジン

数年前から日本でもジンブーム!もちろん南アでも沢山売られています。





もともと、ジンはオランダ発祥とされており、イギリスに渡ってから特に流行したとされています。
オランダ人が入植し、後にイギリスの植民地となった南アフリカ。
当然のことながらジン文化も入ってきます。写真の通り酒屋の棚には南ア産のジンがズラリと並びます。
なんと、(リソースによってばらつきがありますが)ジンの一人当たり消費量は世界のトップ10入りというデータもありました。

中でも2010年代半ばのジンブームで更に増えたそうで。

ジンは、ジュニパーベリーを中心に様々なボタニカルで香りづけするお酒です。
南アフリカのケープ地方では9,000種類もの植物が存在し、南米アマゾンを凌ぎ、面積当たりで世界一の植物多様性とされています。ですのでボタニカルという点では他の国よりも優位な状況にあり、南アフリカ固有のジンが沢山販売されています。

特に有名なのは「ルイボス」や「ハニーブッシュ」等の名の通ったボタニカルを使ったジン。日本のジンが梅やシソなどを使うのに似ていますね。

有名なイギリスのコンクールなどでも多数受賞しているジンもあり、世界レベルです。
是非、南アのジンを味わってみて下さい!(^^)!

↓オススメのジン↓
KWV クラックスランド ジン




2) ブランデー

南アフリカのブランデーの歴史は、ワイン同様に古く、350年以上になります。
現在では南アフリカのブランデーは、世界で最も品質の高いブランデーの一つとされており、IWSC(英国)で世界最高のブランデーに贈られるワールドワイド・ブランデー・トロフィーを、他のどの国よりも多い合計16回受賞しています!



蒸溜されるワインのおよそ95%は、シュナン・ブランやコロンバール。もともと酸度の高いブドウ品種から造られています。蒸留用ワインの保存には亜硫酸塩を使用できないため、高い酸度はワインを腐敗から守るのに役立ちます。

そして、南アフリカのベースワインは、他のブランデー生産地よりも熟したブドウから造られています。糖度が高いほど、ブランデーにフルーティーな風味、特にピーチやアプリコットのようなストーンフルーツの風味が加わるとされています。こうした風味は、南アフリカ産ブランデーの目印となります。



南アフリカのブランデーの中でも「ケープ・ブランデー」と呼ばれるカテゴリーがあり、おススメ。
これには定義があり、
 1) 原料(ブドウ)はケープ地方ものを使わなければならない。
 2) 100%、ポットスチルで2回蒸留し、アルコール度数は38度以上。
 3) 340リットル以下のオーク樽にて3年以上熟成させる。
 4) 品質認証は第三者の独立団体から得なければならない。
と定められています。

世界最高品質の南ア・ブランデー、是非試してみて下さい!

↓↓オススメブランデー↓↓
ジョセフバーリー
https://af-liquor.com/?pid=175150769

オウデモーレン
XO: https://af-liquor.com/?pid=175162265
VSOP:https://af-liquor.com/?pid=175161098
VS:https://af-liquor.com/?pid=175156546


3) ビール

 ?) 南アフリカのビールの歴史

南アフリカは、言わずと知れたビール大国。
大きく2種類のビールがあり、ウェスタンビールとバントゥビールがあります。

ウェスタンビールとは、皆様が普段飲まれているビールの事で、南アフリカでは1658年10月4日に最初にビールが造られたとされています(東インド会社の総督ヤン・ファン・リーベックの日記に記されておりました)。
これはワインと似たような歴史です。

※ワインの歴史はコチラ→ https://af-liquor.com/?tid=10&mode=f111

オランダと東インド間の貿易ルートの中間地点にあったケープタウン。船乗りたちの壊血病対策としてビールが造られるようになったとされています。

一方で、バントゥビールについては、雑穀から造られるビールで、ウェスタンビールよりも歴史が古いのだとか。
とはいえ何を隠そう、私もこれについてはあんまり詳しくないので、詳細は調べて別の機会に記載致します(;^_^A

という事で改めて。南アフリカの一般的なビールは、ワインの歴史に近い。
オランダ移民たちによってもたらされ、造られ始めたのでした。


↑ 南アフリカのビール工場(デビルズピーク)@ ケープタウン

 ?) 南アフリカのビール生産の現状など

南アフリカはビール消費量が非常に多い国で、世界第12位にランクインしています。
またアフリカ大陸全体の30%も占めていると言われています。

そして今や鉄板となった「ラグビー観戦=ビール」の文化。これも実は南アフリカ発祥。
ラグビーW杯南アフリカ大会から…といわれています。

また、特筆すべきは南アのビールメーカー。
実は1社がかなりのシェア(70%程度)を占めていて、それが「南アフリカ醸造所(SABミラー)」。
かつては、世界第2位の生産量を誇る醸造所でした。現在では買収され、ベルギーの会社の傘下に入っています。

という事で、何を隠そう南アはビール大国で、多くの人に親しまれており、また巨大な資本により非常に多くのビールが造られています。
もちろん、SABミラー以外にも多くのクラフトビールが造られています。
ケープタウン、ステレンボッシュ、エルギン、ヘルマナス…ワインでもお馴染みの街にも醸造所が点在しています。


↑ 南アフリカのビール工場(デビルズピーク)@ ケープタウン


そして、南アフリカはビールが安い国として知られています。
例えばハイネケン。330mlの小瓶ですが、日本だと200円くらいのイメージですが、南アですと130円程度。
お買い得ですね(^^♪


↑アフリカー直輸入ビールのデビルズピーク


4) その他

余談です。南アフリカ国内で最も飲まれているアルコール・ブランドはワインの「4th Street」。次いでビールの「Black Label」。その次には軽快なシードルの「Savanna」だそうです。
順位には入ってませんが、ケープタウンのお土産でメジャーなのは、クリームリキュール「アマルーラ」です(^^♪
Savannaとアマルーラは、日本でも売っています。
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小泉 俊幸
当店は、南アフリカワイン大好きな店主ソムリエが愛情と情熱を込めて運営している南アフリカワイン専門店です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみください。ブログには、南アフリカワインに関するネタが沢山書かれていますので、是非ご覧ください。
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