ダーリンで最も古いサンソーの畑。1951年に植えられ、2025年には樹齢74年。サンソー95%に、隣の畑のシラーズを5%ブレンドしたワインです。ピュアで綺麗、華やかで旨みのある赤ワイン。
ご自分で楽しむも良し、ワイン名の通り、定年のお祝いにもおすすめです。
※2025年ヴィンテージは、樹齢74年です。
人々が定年を迎える「65年目」にして初めて、野生動物や鳥、羊などの被害を乗り越え、健全なブドウを収穫することができた、特別な畑のサンソー。2025年ヴィンテージでは、その74年の古木から収穫されたブドウが使われています。
【メーカーコメント】
「リタイアメント @ 65 2025」は、古木のサンソーが持つエレガントで個性豊かな味わいを表現したワインです。わずかにブレンドされたシラーが、香りにスパイシーさを加え、味わいに骨格を与えています。黒胡椒、セージ、クローブ、ハーブ、甘草、ベリーなどのニュアンスが感じられ、緻密で綺麗なタンニンと、みずみずしく生き生きとした果実味が味わいを支えています。イチゴやラズベリー、クコの実のような赤系果実の風味がジューシーに広がり、非常にフレッシュで、口当たりのよい長い余韻へと続きます。
おすすめ料理:牛肉、ラム肉、鹿肉などのジビエ
【ストーリー】
2014年6月、ピーターはダーリンの農場を訪れ、そこでとても気難しい農家のX氏に出会いました。そして、彼が祖父の代から守ってきた小さなサンソーの畑に興味を持つようになります。
この畑にサンソーが植えられたのは1951年。小さな谷にある山の端に位置するこの畑では、ブドウが糖分を蓄積すると鳥たちが房から房へ飛び移り、くちばしで実をつついていました。つつかれた実は腐ってしまい、ブドウが熟す頃にはほとんど残っていませんでした。
さらに、この畑は「最小限の介入」という方法で栽培されていました。オーガニックという意味ではなく、むしろ畑をほとんどそのままにしておくような方法です。
こうしたことが重なり、1951年の植樹から62年間、この畑ではワインを造るのに十分な量のブドウをほとんど収穫することができませんでした。
ピーターはこの話を聞き、X氏に「もう一度だけ挑戦してみないか」と話をします。X氏は気が進まないながらも、自分が正しいと思う方法で畑を管理することを条件に同意。ピーターは鳥からブドウを守るためのネットを購入することにしました。
2014年半ばにはブドウ樹がきれいに剪定され、雑草の手入れも行われました。春になり、萌芽後には柔らかな緑色の新梢が伸び、今度こそ順調に進むかと思われました。
ところが、その年の金曜日の深夜、X氏の羊がフェンスを破って畑に入り、緑色のものをすべて食べてしまいました。数日後、畑には新しく伸びた新梢はほとんど残っておらず、茶色い切り株だけが残されていました。
またしても収穫を失い、X氏はさらに落胆します。
それでも彼は諦めませんでした。
2015年6月にはフェンスを高くし、11月初旬には畑全体を防鳥ネットで覆いました。
そしてついに2016年2月。この畑は65年間で初めて、ダーリンの丘陵地を歩き回る野生動物たちの被害を乗り越え、とても少量ではありましたが、健全なブドウを収穫することができました。
1951年に植えられたサンソーは、65年目にしてようやく、ワインになるためのブドウを残すことができたのです。