ラダイトサボターレッド 2016 Luddite Saboteur Red 【南アフリカワイン】【赤ワイン】

華やかな香りと、しっかりとした果実味を持ちながらも、スタイリッシュで綺麗にまとまっている滑らかで美しい、バランス感のある秀逸な逸品です！！

深みのある輝きのある紫がかったルビー色。濃淡はやや明るく、さらっとしていて若々しい印象です。香りの第一印象は、しっかりと感じられ、また華やかで凝縮感のある印象です。イチゴ、ブルーベリー、カシス、ブラックチェリー、干しプラム、スミレ、スギ、ローリエ、甘草、ヴァニラ、カカオなどの印象。イチゴなどの赤系果実と黒系果実の香りが上手く融合していて、樽熟成由来のヴァニラのような香りがとても滑らかな印象的です。アタックは、やや強く、ソフトな甘味、シャープな酸味、滑らかで緻密なタンニン、骨格のしっかりとしたワインですが、滑らかでスマートな印象もあります。ほのかにスパイシーな余韻を残し、全体的にバランス良くまとまっている秀逸な素晴らしい逸品です。

受賞・評価歴

2016年ヴィンテージ：プラッターズワインガイド4.5つ星
2015年ヴィンテージ：プラッターズワインガイド4.5つ星

ワインが出来るまで

2016年はとても暑く乾燥した年でした。その為、例年よりも早めに収穫しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンとムールヴェードルは、小さなまとまりで、それぞれ開放式の瓶にて発酵され、その間にパンチダウンが行われます。シラーズは、大きなまとまりで、ステンレススチールタンクにて発酵が行われ、パンチダウンが行われます。その後、それぞれが樽に移され、澱と共に発酵を続けます。一部はマロラクティック発酵が行われます。12か月間の樽熟成（新樽比率30%）が行われ、その後ブレンドします。2016年は、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が例年よりも多めで、ワインにストラクチャーを与えています。シラーズ54%、カベルネ・ソーヴィニヨン32%、ムールヴェードル14%。

ブドウは、以下の7つの畑から調達しています。

＜シラーズ＞
オー・メール Ou Meul（ウォーカーベイ）2016年2月9日収穫
スチュアート Stuart Vineyards（ボットリヴァー）2016年2月19日収穫
ガブリエルクルーフ Gabrielskloof (ボットリヴァー) 2016年3月9日収穫 (クローン9C)

＜カベルネ・ソーヴィニヨン＞
ラダイト Luddite 2016年2月23日収穫 (Young Block)
オー・メール Ou Meul（ウォーカーベイ）2016年2月15日収穫
ガブリエルクルーフ Gabrielskloof (ボットリヴァー) 2016年3月3日収穫

＜ムールヴェードル＞
ラダイト Luddite 2016年2月23日収穫 (Young Block)

ワイナリーについて

努力家のニールスと妻ペニーが営むボットリヴァーにあるワイナリーです。2人が出会ったのは、友人の21歳の誕生日パーティー、1985年の事でした。その際に、偶然にも2人がエルセンバーグ農業大学へ同時に通う事を知り、彼らは入学後、とても親しくなりました。ある夜、試験の勉強の為、急接近し、2人のロマンスが始まりました。
その試験には、彼は合格し、彼女は不合格でしたが、彼らはずっと一緒に過ごして来ました。卒業後、2人は、ワイン造りの道に進もうと思っていましたが、当時の状況(1989年)を考慮し、海外へと旅立ちます。

ニールスのその後の経歴は、フランス、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、ギリシャでワインメーカーを務め、南アフリカでは「ボーモン」で約8年間勤め独立をしています。

ニールス氏とペニー氏は、2000年にワイナリーをスタートさせました。最初は、本当に何もない土地でしたが、2001年にシラーズを植樹。2004年にシラーズの面積を増やし、またカベルネ・ソーヴィニヨン、ムールヴェードルを植樹しました。2009年にセラーを建設し、現在ではシュナン・ブランも加わり、8.5haの畑となっています。

彼らのこだわりは、ズバリ「手作り」。それは、ワイナリーの名前になっている「ラダイト（luddite）」からもうかがい知れます。

元々ラダイトとは、イギリス（リヴァプール、マンチェスター付近）で1811年から1817年頃に起こった、機械破壊運動の事です。労働者達が、機械化によって失業すると恐れて起こした運動とされています。
彼らは、機会化が進むワイン業界とは反対に、今でも手作りにこだわっていきたいとの想いからこの名前をワイナリーに付けています。また、彼らのワインの中には、「サボター（Saboteur）」というワインもありますが、これも上記のラダイトと少し似ているところがあります。産業革命における機械化反対運動は、フランス語にも広がり、同様に機械化に反対する人々が機械を破壊したと言います。このような人をサボターと言います。

そのような、手作りにこだわったワイン造りを行い、現在では、赤はシラーズ、白はシュナン・ブランを主体とした全部で4種類のワインを造っています。

ボットリヴァー地区にあるラダイトの畑。海から程近く、エルギン地区からヘルマナスへ行く途中にあるワイナリーです。

テイスティングルーム外観及び内部。可愛らしい外観です！！

ジャムやオリーブオイルなども造っています。

ワイン基本情報

Luddite Saboteur Red
ラダイトサボターレッド 2016

原産国:南アフリカ/ウォーカーベイ（ボットリヴァー）
タイプ :赤ワイン/フルボディ
主要品種 :シラーズ54%、カベルネ・ソーヴィニヨン32%、ムールヴェードル14%
アルコール :14.8％
容量 :750ml

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20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の方には販売出来ません。

南アフリカワインの魅力

① 南アフリカワイン産地は『世界自然遺産』の中にあり、世界一美しい産地と言われている。

②超大自然で造られるワインは果実味がとても豊かで高品質。そして価格もお手頃。

③ブドウ栽培時に薬品が殆ど使われていない為、地球にも身体にも優しい！

アフリカーのこだわり

①アフリカーは夫婦経営の小さなショップです。小さなショップだからこそ顔の見える経営を心がけています。アフリカとワインが大好きでアフリカの良さをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、アフリカに特化した酒屋を始めました。店名は『アフリカ』と『リカー（酒）』をかけました。

②徹底した品質管理（定温で保管）

③日本最大級の品揃え！！南アフリカワイン300種類以上！