ドメーヌ・デ・デューは、フランス語で「神々の場所」を意味しており、何度もブルゴーニュに訪れ、ピノ・ノワール、シャルドネ、シャンパーニュを愛した2人から始まったワイナリーです。
2002年、ビジネスパートナーだった「シャロン・パーネル」と「ピーター・クラーク」は、ヘメル・アン・アルド・リッジ地区に小さな土地を(現在のアタラクシアやクリエーションワインズの少し奥)に見つけました。その土地は、その周辺で最も高い山「バビロンストレン」の麓で、天国と地球が接触する場所と言われていました。
ブドウは全く植えられた事の無い牧草地帯でしたが、専門家による土壌分析の結果、ブドウ栽培に適している事が分かりました。南アフリカの中でも、冷涼な気候で、海からの冷たいそよ風が吹く場所です。畑の標高は、およそ330m。大西洋からおよそ7km、海からのそよ風が吹き、霧や雲等の多いところでもあります。
2004年に、シャルドネやピノ・ノワールを植樹しており、現在では20haが畑となっておりますが、現在、これ以上畑を拡大する予定は無いそうです。
初ヴィンテージは、2006年にMCCブリュットをリリースしており、ヘメル・アン・アルド地区で初めてのMCCとの事で話題になりました。現在では、MCC、MCCロゼ、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ロゼ、シラーを造っています。また、2018年には、ネッビオーロ2013年を初めてリリースしています。
ワイン造りにおいては、ワインによってそれぞれ違うアプローチをしていて、他のワイナリーのように誰か1人の醸造家が全てのワインを造るのではなく、それぞれのワイン毎にコンサルタントを雇い、造っています。それが最も情熱的なアプローチに繋がると考えている為です。
また、ワインをリリースする前にボトル内で熟成させる事にもこだわりを持っています。
例えば、MCCのボトル内での熟成は、澱と共に最低4年間。その後、澱引きをし、さらに6か月〜1年間寝かさられます。つまり、5年間は熟成してからリリースしています。これが、フィネスを持ち、エレガントでデリケートな泡に繋がっています。
アフリカー店主がこのワイナリーと出会ったのは、Cape Wine 2018 というイベントでした。ピノ・ノワールを試飲し、感激しました。これは絶対に輸入しないといけないと感じ、ワイナリーへ訪問。
そこで、MCCを飲み、衝撃を受け、ソーヴィニヨン・ブランを飲んでビックリし、シャルドネを飲んで感動し、ネッビオーロを飲んで完全に虜になったワイナリーです!!
美しいヘメル・アン・アルドヴァレーにある畑。
開放感のある小さなテイスティングルーム。
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