アサラの歴史は古く、1691年まで遡ります。1772年から1995年までルー一家が経営しており、当時の名前はアサラではなく「Verdun」でした。1953年ヴィンテージが、最初のワインでしたが、1970年まで表に出ることはありませんでした。1995年、それまで200年も経営していたルー一家から「フランシス・トークン」に経営権が移りました。
その後、2000年にドイツの投資家によって買われました。そして彼は、このワイナリーをアサラと名付けました。
2008年にはホテルをオープン。その後、5つ星をマークし、南アフリカ国内では最も泊まりやすい(値段の安い)5つ星ホテルとなっています。
ステレンボッシュの街からほど近い場所にワイナリーがあり、180ヘクタール(東京ドーム約38.5個分)という非常に大きな土地を所有しています。5つ星ホテルの他にも、ウェディングなども行っている非常に豪華な設備があります。
ブドウ畑は、主にTukulu、Clovely、Oakleaf、Villafonte、Glen Rosaと呼ばれる5種類の土壌で構成され、多くの区画で水はけの良いOakleaf土壌を主体とした様々な種類の土壌で構成されています。
180ヘクタールのうち、80ヘクタール(東京ドーム約17個分)は、毎年ブドウを植えなおしているそうです。
樹齢が高くなると、根っこが深くなりすぎるため、地質調査をしたり、毎年そのブドウに対して最適な場所が変わるため、それに合わせて植え替えるそうです。
また、あえてブドウを植えない休耕畑を設けて、十分な土壌環境を整える期間を十分にとり、新しい苗を植えるなど各品種ごとに最適なテロワールを追及しています。
ブドウ畑はアップダウンがあり、広大な為、「ドローン」を使用し畑の管理を効率的に行っているそうです!!
ドローンにコンピューターを設置し、上空から畑が保有している水分の含み具合をヒートマップで分析できるようにしています。その結果に応じて、水分補給をしているそうです。
他にも、ドローンを使用しているワイナリーはあるそうですが、年1~2回の使用だったりするそうです。しかし、アサラの場合は、年60~70回と非常によく見て管理をしているそうです!!収穫前にもなると、1日に2回ブドウの出来具合をチェックしています。また、コストはかかりますが、スプリンクラーの数も非常に多く設置し、ブドウ第一に、妥協しない徹底した管理を行っています。